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リ物基 基問120

(1)

\(-10℃\)の氷\(42g\)が\(0℃\)の水になった、とありますが、これは2段階の熱のやり取りがあります。

まず\(-10℃\)の氷が\(0℃\)の氷になる過程、次に\(0℃\)の氷が\(0℃\)の水になる過程です。

 

▼潜熱と顕熱

潜熱(状態変化を起こす熱) \(Q=mL\)

顕熱(温度変化を起こす熱) \(Q=mcΔT\)

 

熱量保存則より

\(m_1cΔT_1=m_2cΔT_2+m_2L\)

 

この式は、

湯が失う熱=氷が温度変化する熱+氷が状態変化する熱

を意味しています。

 

\(65×4.2×54=42×c×10 + 42×3.3×10^2\)

両辺を4.2で割ると

\(65×54=100c+3.3×10^3\)

\(100c=3510-3300\)

\(100c=210\)

\(c=2.1J/(g・K)\)

 

 

(2)

(1)と同様に

\(m_1cΔT_1=m_2cΔT_2+m_2L\) より

\(93×4.2×60=m×2.1×20 + m×3.3×10^2\)

\(23436=42m+330m\)

\(372m=23436\)

\(m=63g\)

 

式に値を代入した後の計算は好きに工夫してください。