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リ物基 基問51

(1)

まず作図しましょう。

重力\(mg\)弾性力\(F\)、そして垂直抗力\(N\)が作図されます。

 

重力の大きさは一瞬で計算できますね。

 \(mg=1×9.8=9.8N\)

なので、これを初めから図中に書いてしまいましょう。

 

弾性力\(F\)は、フックの法則より

 \(F=kx\)

ただし、ばねの伸び\(x\)は\([m]\)でなければ値を代入することができませんので、\(5.0cm\)を\(0.050m\)に直しておく必要があります。

\(k=70N/m\)なので、それも代入して、

 \(F=70×0.050=3.5[N]\)

 

あとは力のつり合いの式を立てましょう。

「上向きに引く力の合計=下向きに引く力の合計」

という式をたててやって、

 

 \(F+N=9.8\)

 \(3.5+N=9.8\)

 \(N=9.8-3.5\)

 \(N=6.3[N]\)

 

となります。

 

(2)

さらにばねを引っ張っていき、おもりが床から離れたときのことを考えます。

おもりが床から離れると、もはや垂直抗力は存在しなくなりますので、\(N=0\)です。

よって力のつり合いの式は、

 \(F=9.8\)

フックの法則より

 \(kx=9.8\)

としてやります。ここで、もう\(x=0.050m\)ではないので、代入しないように気をつけてください。条件が途中で変わっていますよ。

 

 \(70x=9.8\)

 \(x=0.14m\)

 

となりました。