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リ物 基16

(1)

まず作図しましょう。

 

図から、水平方向の力のつり合いの式は

 \(N_A=F\)

 

同じく、鉛直方向の力のつり合いの式は

 \(N_B=W\)

 

となりますね。

 

力の矢印は、作用線上であれば動かしても結果に影響がありませんので、計算する上で都合良い場所に移動します。

 

点\(B\)周りの力のモーメントのつり合いの式を立てるために、点\(B\)から力まで線を引いたときに、垂直になってくれるような場所まで力を移動させることにします。

点\(B\)からの補助線と、長さを計算して書き入れると、図のようになります。

 

ここから、点\(B\)周りの力のモーメントのつり合いの式を立てると、

 

 \(N_A×\)\(\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2}l\)\(=W×\)\(\displaystyle\frac{1}{3}l\)

 

となります。

(2)

あとは、3本の式を解くだけです。

 \(N_B=W[N]\)

は、このまま答えとしていいですね。単位を付け忘れることがないように。

 

 \(N_A×\)\(\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2}l\)\(=W×\)\(\displaystyle\frac{1}{3}l\)

 

より、両辺\(6\)倍して、ついでに\(l\)も払ってしまいましょう。

 

 \(N_A×3\sqrt{3}=2W\)

 

 \(N_A=\displaystyle\frac{2W}{3\sqrt{3}}\)

 

 \(N_A=\displaystyle\frac{2\sqrt{3}W}{9}[N]\)

 

そうすると、

 \(F=N_A=\displaystyle\frac{2\sqrt{3}W}{9}[N]\)

 

となり、これで全部出そろいますね。