正方形\(ABCD\)と、くりぬいた正方形の面積比は\(8:1\)です。
なので、くりぬいた後の穴の開いた板と、くりぬいた方の正方形の質量比が\(7:1\)になります。
図のように、穴あきの板の重心は点\(O\)より左に少しずれますが、仮に右のくりぬいた穴に正方形の板をぴったりはめ込むと、重心は点\(O\)に戻ってくれます。
ということはですよ。質量\(7\)の穴あき板と、質量\(1\)の正方形の重心を合わせてやると、点\(O\)に、質量\(8\)の重心があるという計算ができるわけです。
くりぬいた正方形の重心位置を\(O'\)とします。
すると、\(GO:OO'=1:7\)になります。
いま、\(OF=0.42m\)ですから、\(OO'=0.21m\)ですね。
これを\(7\)で割れば\(GO\)の長さは求まりますので、
\(0.42÷7=0.03m\)
よって、点\(O\)から左に\(3.0×10^{-2}[m]\)だけズレた点が\(G\)だということが分かりました。