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リ物 基109

温度、圧力、体積のどれもが変化するけれど、気体が逃げたり混合したりせずモル数が変化しないときには、ボイル・シャルルの法則を使います。

 

▼ボイル・シャルルの法則

  \(\displaystyle\frac{pV}{T}=\)一定

 

\(\displaystyle\frac{p_0V_0}{T_0}=\frac{pV}{T}\) より

 

\(\displaystyle\frac{2.0×10^5・3.0×10^{-2}}{300}=\frac{1.0×10^5・V}{360}\)

 

\(\displaystyle\frac{2.0・3.0×10^{-2}}{300}=\frac{V}{360}\)

 

\(\displaystyle\frac{6.0×10^{-2}}{5}=\frac{V}{6}\)

 

\(V=\displaystyle\frac{6×6×10^{-2}}{5}\)

 

\(V=\displaystyle\frac{36}{5}×10^{-2}\)

 

\(V=7.2×10^{-2}[m^3]\)

 

単位忘れに注意。

 

ボイルシャルル則で解ける問題は、状態方程式でも解くことができますので、状態方程式の方が解きやすいよ、という人は状態方程式を使って解いてもかまいません。

その場合は、

 

\(p_0V_0=nRT_0\) と

\(pV=nRT\) を連立して解きます。

 

ただし、気体の物質量\(n\)と、気体定数\(R\)が、この問題では与えられていませんので、両方の式を\(nR=\)○○の形に式変形して解き進めることになります。

 

すると、結局は、ボイルシャルルの法則を使っているのと同じことになりますね。