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リ物基 応問61

物体\(A\)、物体\(B\)をどちらも斜面軸と斜面に垂直な軸に向かって分解します。

 

物体系は静止しているので、張力はつり合いの状態になっています。

 

図のように、全ての力を書き出すと、最終的には、物体\(A\)にかかる重力の、斜面下向きの分力と、物体\(B\)にかかる重力の、斜面下向きの力が等しくなることが分かります。

 

物体\(A\)にかかる重力の斜面下向きの力は、\(1:2:\sqrt{3}\)の比を使うと、\(\displaystyle\frac{1}{2}W\)となります。

 

また、物体\(B\)にかかる重力の斜面下向きの力も、\(1:2:\sqrt{3}\)の比から、\(\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2}W'\)となります。

 

これら\(2\)つがつり合うので、

 

 \(\displaystyle\frac{1}{2}W\)\(=\)\(\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2}W'\)

 

 \(W\)\(=\)\(\sqrt{3}W'\)

 

よって

 

 \(W’=\displaystyle\frac{1}{\sqrt{3}}W\)