物体\(A\)、物体\(B\)をどちらも斜面軸と斜面に垂直な軸に向かって分解します。
物体系は静止しているので、張力はつり合いの状態になっています。
図のように、全ての力を書き出すと、最終的には、物体\(A\)にかかる重力の、斜面下向きの分力と、物体\(B\)にかかる重力の、斜面下向きの力が等しくなることが分かります。
物体\(A\)にかかる重力の斜面下向きの力は、\(1:2:\sqrt{3}\)の比を使うと、\(\displaystyle\frac{1}{2}W\)となります。
また、物体\(B\)にかかる重力の斜面下向きの力も、\(1:2:\sqrt{3}\)の比から、\(\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2}W'\)となります。
これら\(2\)つがつり合うので、
\(\displaystyle\frac{1}{2}W\)\(=\)\(\displaystyle\frac{\sqrt{3}}{2}W'\)
\(W\)\(=\)\(\sqrt{3}W'\)
よって
\(W’=\displaystyle\frac{1}{\sqrt{3}}W\)