フレミングの法則ですので、\(F=IBl\)を使う問題です。
ここで、\(I\)は導線を流れる電流の大きさ、\(B\)は磁束密度、\(l\)は「磁場を垂直に横断する」導線の長さです。
\(I\)は問題文のまま\(2A\)でいいでしょう。\(B\)も、\(1.5T\)が磁束密度を表す数字だということを知っていれば問題なしとします。
\(l\)についてですが、問題文では\(0.20m\)となっていますが、これが磁場に対して斜め向きになっています。この導線の長さを縦と横に分解したとします。
長さを分解したうちの横成分は、磁場と水平に並んでしまいますので、フレミングの法則が関係ないことになってしまいます。フレミングの法則では、電流と磁場が垂直であるときに効き目をもたらす法則ですので、長さを分解したうちの縦の成分、つまり、\(0.10m\)分が、磁場を横断していると解釈して、\(l=0.10m\)として計算します。
すると、
\(F=IBl\) より
\(F=2.0×1.5×0.10\)
\(F=0.30N\)
となります。