波の干渉問題で強め合いの点や弱め合いの点を知らべる方法は、かなりきれいにパターン化されています。
波源が同位相源であれば、次のステップに基づいて解き進めると解答まで到達します。
\(step1\):経路差を求める
\(step2\):\(\lambda\)で割る
\(step3\):割った答えが整数なら強め合い、半整数(.5で終わる)なら弱め合い
となります。実際にやってみましょう。
(1)
APとBPの経路差は\(5.0-3.0=2.0cm\)
これを\(\lambda=2.0cm\)で割ると、\(2.0÷2.0=1\)
これは整数なので、点Pは強め合いの点です。
(2)
AQとBQの経路差は\(7.0-4.0=3.0cm\)
これを\(\lambda=2.0cm\)で割ると、\(3.0÷2.0=1.5\)
これは半整数なので、点Qは弱め合いの点です。
問:同位相源を逆位相源に変えると、すべての強めいと弱め合いが逆転します。
すると、点Pが弱め合いの点、点Qが強め合いの点となります。
さて、この点が「どのような振動をするか」ということですが、波が強め合えば、振幅が元の波の振幅の\(2\)倍になり、波が弱め合えば、振幅はゼロとなりますので、解答の仕方としては、
(1) 振幅\(0.60cm\)で振動する
(2) 振動しない
問 P 振動しない Q 振幅\(0.60cm\)で振動する
となります。