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リ物 基144

波の干渉問題で強め合いの点や弱め合いの点を知らべる方法は、かなりきれいにパターン化されています。

波源が同位相源であれば、次のステップに基づいて解き進めると解答まで到達します。

 

 \(step1\):経路差を求める

 \(step2\):\(\lambda\)で割る

 \(step3\):割った答えが整数なら強め合い、半整数(.5で終わる)なら弱め合い

 

となります。実際にやってみましょう。

 

(1)

APとBPの経路差は\(5.0-3.0=2.0cm\)

これを\(\lambda=2.0cm\)で割ると、\(2.0÷2.0=1\)

これは整数なので、点Pは強め合いの点です。

 

(2)

AQとBQの経路差は\(7.0-4.0=3.0cm\)

これを\(\lambda=2.0cm\)で割ると、\(3.0÷2.0=1.5\)

これは半整数なので、点Qは弱め合いの点です。

 

問:同位相源を逆位相源に変えると、すべての強めいと弱め合いが逆転します。

すると、点Pが弱め合いの点、点Qが強め合いの点となります。

 

さて、この点が「どのような振動をするか」ということですが、波が強め合えば、振幅が元の波の振幅の\(2\)倍になり、波が弱め合えば、振幅はゼロとなりますので、解答の仕方としては、

 

 (1) 振幅\(0.60cm\)で振動する

 (2) 振動しない

 問 P 振動しない  Q 振幅\(0.60cm\)で振動する

 

となります。