· 

リ物 基170

(1)

\(1s\)で\(n\)回転する歯車の周期(1回転に要する時間)を\(T\)とすると、

 \(1s : n回転 = T[s] : 1回転\) より

 \(nT=1\)

よって

 \(T=\displaystyle\frac{1}{n} [s]\)

 

 

(2)

歯数\(m\)個と、すき間\(m\)個で、合計\(2m\)個の枠があると考えます。

光が往復する間に歯車が少しだけ回転して、すき間だったところが歯の部分になると、反射光はさえぎられて見えなくなります。

 

すると、この間に歯車は、\(\displaystyle\frac{1}{2m}\)回転していることになります。

 

 

(3)

1回転するのに\(T[s]\)かかるところを、\(\displaystyle\frac{1}{2m}\)回転していますので、

 

\(t=T×\displaystyle\frac{1}{2m}\)

 \(=\displaystyle\frac{1}{2mn} [s]\)

 

 

(4)

歯車の回転のことは忘れて、素直に光が光速\(c\)で、距離\(l\)を往復する時間を考えてみると、往復\(2l\)なので、

 

 \(t=\displaystyle\frac{2l}{c}\)

 

となります。この時間と(3)で求めた時間が同じですので、

 

 \(\displaystyle\frac{1}{2mn}=\frac{2l}{c}\)

 

 \(c=4mnl [m/s]\)

 

となりました。