新リ物基 基問49

(1)

フックの法則を使う問題です。

 

\(2.0kg\)つるして\(0.38m\)になったとき、ばねの伸びの部分は、

 \(0.38-0.24=0.14[m]\)

です。

 

一方で、物体の重さは

 \(mg=2.0×9.8\)

 \(=19.6[N]\)

ですので、力のつり合いの式より

 \(kx=mg\)

 \(0.14k=19.6\)

 \(14k=1960\)

 \(k=140\)

 \(k=1.4×10^2[N/m]\)

 

 

(2) 

\(3.0[kg]\)のおもりに加わる重力は、

 \(mg=3.0×9.8\)

 \(=29.4[N]\)

 

これもフックの法則に代入しましょう。ばね定数は(1)で求まっていますので、

 \(F=kx\) より

 \(29.4=1.4×10^2×x\)

 \(29.4=140x\)

 \(1400x=294\)

 \(x=0.21[m]\)

と求める方法が正攻法です。

 

 

(別)

ただこの問題は、図にあるように、おもりを\(1.0[kg]\)増やすごとに、ばねの伸びが比例していくことに注目ができれば、

 

 \(2.0[kg]\)でばねが\(0.14[m]\)伸びる

 つまり\(1.0[kg]\)でばねが\(0.07[m]\)伸びる

 すると\(3.0[kg]\)では、ばねが\(0.21[m]\)伸びる

 

というたどり方で、数の規則性から答えまでもっていく方が楽です。