(1)
水圧の公式は\(ρhg\)ですが、この問題のように「面が受ける圧力」と表現されたら、大気圧+水圧を計算する必要があります。大気圧も含めた水圧の公式は \(p=p_0+ρhg\) なので、\(h\)の部分を問題に合わせていきましょう。
\(p=p_0+ρhg\) より
\(p_1=p_0+ρdg\)
\(p_2=p_0+ρ(d+l)g\)
(2)
\(p_1\)より\(p_2\)の方が深いところですので、その分水圧も強くなっています。\(p_2)の方が大きい値なので、\(p_2)から\(p_1)をひきましょう。 ただし、単に水圧差を求める問題なのではなく、力の差となっているので、
\(F=PS\) より
\(F_1=p_1S={p_0+ρdg}S\)
\(F_2=p_2S={p_0+ρ(d+l)g}S\)
としておいてから、
\(F_2-F_1={p_0+ρ(d+l)g}S-{p_0+ρdg}S\)
\(=p_0S+ρdgS+ρlgS-p_0S-ρdgS\)
\(=ρlgS\)
となります。