(1)
放電には代表的なものとして、火花放電と真空放電があります。
いま、この問題では、管内の気体を抜いたときに見られた放電現象なので、真空放電のほうが答えになりますね。
(2)
真空放電は、ちゃんとした真空でなくても成立します。JIS規格では「通常の大気圧より低い圧力の気体で満た
された空間の状態」を真空としていますので、気体が思っている以上に入っていてもokです。
一般に、真空放電管に気体が入っていると、それに応じて真空放電の色は変わりますが、どの気体を封入していても、気圧を下げていくと最終的には同じ色の光を発するようになります。これを蛍光と呼びます。
(3)(4)
陰極線では、マイナス極から電子が飛び出すことが、今はすでに知られています。
なので、飛び出す粒子は電子で、飛び出すのはマイナス極(陰極)からですので、粒子が飛ぶ向きは極板Aから極板Bへの向きですね。