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新リ物 基26

(1)

力積の公式は

 \(I=F\Delta t\)

です。ここにそれぞれ、\(F=3.0[N]\)、\(\Delta t=10[s]\)を代入すると、

 \(I=3.0×10=30[N・s]\)

となります。

 

力積の単位は、暗記するよりも、\([N]\)と\([s]\)をかけ算したから\([N・s]\)だ、というように、自分で作れるようにしておく方が、のちのち役に立ちます。

 

 

(2)

「力積=運動量」という関係があります。

この問題では、正確に表せば

 (物体に与えた力積の大きさ)=(物体の運動量の増加分)

という関係だということなので、特に計算をすることなく(1)と同じ答えになります。ただし、単位だけ運動量の単位に変えておかなければいけません。よって

 \(30[kg・m/s]\)

 

運動量の単位も、暗記するよりも、運動量の公式\(mv\)から\([kg]\)と\([m/s]\)のかけ算だから\([kg・m/s]\)だ、というように、自分で作れるようにしておきましょう。

 

 

(3)

力積と運動量はたがいに足したり引いたりすることができます。

なので力積を加える前後で、

「まえの運動量+力積=あとの運動量」

という関係を使うことができます

 

 \(mv_0+F\Delta t=mv\)

 

より、最初は動いていないので、初速度は\(v_0=0\)として

 

 \(0 + 3.0×10=2v\)

 \(v=15m/s\)

 

となります。