(1)
運動している系から見ると、実際の加速度と逆向きに見かけの力として、慣性力を受けます。
いま、電車内では物体は静止しているように見えるそうなので、全ての力はつり合いの関係にあることになります。
重力を作図し、張力を作図し、慣性力は図の左向きに作図することになります。
(2)
電車の外の系から見ると、慣性力のような見かけの力ははたらきません。
重力と張力だけを作図して、それでおしまいです。
当然、その2力の合力が右向きに存在することになりますが、このおもりは電車とともに右向きに加速していきますから、右向きの力をうけて、右向きに加速する、という当たり前の結果になり、問題ないことになります。