リード文に、加熱の割合が1秒あたり420Jと書いてありますので、420×秒数をすることで熱量\(Q\)を求めることができます。これはそういう公式があるわけではなく。問題文に書いてあるとおりに式を立てているだけです。
(1)
(ⅰ)氷の比熱
加熱時間\(20s\)で温度変化\(40℃\)なので、
\(Q=mcΔT\) より
\(420×20=100×c_氷×40\)
\(c_氷=2.1J/(g・K)\)
(ⅱ)水の比熱
加熱時間\(100s\)で温度変化\(100℃\)なので、
\(Q=mcΔT\) より
\(420×100=100×c_水×100\)
\(c_水=4.2J/(g・K)\)
(ⅲ)水蒸気の比熱
加熱時間\(20s\)で温度変化\(40℃\)なので、
氷と同じく
\(c_{水蒸気}=2.1J/(g・K)\)
(2)
加熱時間\(80s\)なので、
\(Q=mL\) より
\(Q=mq_1\)
\(420×80=100q_1\)
\(q_1=336\)
\(q_1=3.4×10^2J/g\)
(3)
加熱時間\(540s\)なので、
\(Q=mL\) より
\(Q=mq_2\)
\(420×540=100q_2\)
\(q_2=2268\)
\(q_2=2.3×10^3J/g\)