新リ物基 基問144

大気圧を\(p_0\)、容器内の気圧を\(p\)、ピストンの断面積を\(S\)、おもりの重さを\(mg\)とします。

 

すると、「力=圧力×面積」つまり\(F=PS\)の公式を用いて力のつり合いの式を立てると、

 

 \(pS=p_0S+mg\)

 

となります。

この式に問題文で与えられている値を代入すると、

 

 \(p・1.4×10^{-3}=1.0×10^5・1.4×10^{-3}+10×9.8\)

 

 \(1.4×10^{-3}p=140+98\)

 

 \(1.4×10^{-3}p=238\)

 

 \(p=1.7×10^5[Pa]\)

 

となりました。

 

次に、容器が断熱容器であるので、ボイルシャルルの法則を使って、ピストンにおもりを置く前と置いた後とで立式をしましょう。

 

 \(\displaystyle\frac{pV}{T}=\)一定

 

ですので、

 

 \(\displaystyle\frac{(1.0×10^5)(1.4×10^{-3}・0.24)}{300}=\frac{(1.7×10^5)(1.4×10^{-3}・h)}{340}\)

 

 \(\displaystyle\frac{(1.4×10^{-3}・0.24)}{300}=\frac{1.7・(1.4×10^{-3}・h)}{340}\)

 

 \((1.4×10^{-3}・0.24)・340=1.7・(1.4×10^{-3}・h)・300\)

 

 \(0.24・340=1.7・h・300\)

 

 \(81.6=510h\)

 

 \(h=0.16\) [m]

 

 \(h=16\) [cm]