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新リ物 基244

図1の方は直列回路なので、電流が一定です。

図2の方は並列回路なので、電圧が一定です。

それをうまく利用しながら考えましょう。

 

 

\(10\Omega\)と\(20\Omega\)の抵抗を直列に接続しているので、合成抵抗は2つを足した\(30\Omega\)です。

電源電圧が\(6.0V\)なので、オームの法則を使うと、

 \(V=RI\) より

 \(6=30I\)

 

 \(I=\displaystyle\frac{6}{30}\)

 

  \(=\displaystyle\frac{1}{5}\)

 

  \(=0.20[A]\)

 

となりますので、電力は、\(P=VI=RI^2\) より

 

 \(P_1=10×0.20^2\)

  \(=0.40[W]\)

 

 \(P_2=20×0.20^2\)

  \(=0.80[W]\)

 

となりました。

 

図2の方はもう少し楽をします。どちらの抵抗にも同じ電圧が加わっていますので、そもそも電流を求めること自体を省略してしまいましょう。電力の公式にオームの法則を適用して、

 

 \(P=VI=V×\displaystyle\frac{V}{R}=\frac{V^2}{R}\)

 

と変形してしまえば、電流の値なしで問題を解くことができます。

 

 \(P_1=\displaystyle\frac{6.0^2}{10}\)

 

  \(=\displaystyle\frac{36}{10}\)

 

  \(=3.6[W]\)

 

 \(P_2=\displaystyle\frac{6.0^2}{20}\)

 

  \(=\displaystyle\frac{36}{20}\)

 

  \(=1.8[W]\)

 

となりました。