(1)
導線\(A\)に電流が流れているとき、右ねじの法則から考えて、コイル\(B\)を表から裏に磁場が貫いていることになります。
この導線\(A\)の電流を弱くすると、コイル\(B\)を表から裏に貫く磁場が減りますので、この変化を妨げるようにして、コイル\(B\)は表から裏に追加の磁場を生み出すように誘導起電力を発生させます。
コイル\(B\)について、右ねじの法則の親指を紙面の表から裏に向けると、のこりの4本指が(ア)の向きを向きます。
(2)
導線\(A\)の電流を弱くしなくても、コイル\(B\)を導線から遠ざけると、(1)と同じようにコイルを貫く磁場を弱めることができます。
すると、(1)と同じように、弱まった磁場を復活させようとする向きに誘導起電力が発生しますので、結果も(1)と同じ(ア)の向きとなります。