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新リ物 基177

(1)

境界面ABで屈折の法則を立式します。\(\sin\theta\)に対して、屈折率\(n\)は逆数になっています。

 

 \(\displaystyle\frac{\sin\theta_A}{\sin\theta_B}=\frac{n_B}{n_A}\)

 

(2)

(1)で求めた屈折光が境界面BCに到達するためには、屈折角が90°より小さくなければいけません。

なので、

 \(\sin\theta_B<1\)

となればいいですね。

よって(1)より、

 

  \(\displaystyle\frac{n_A}{n_B}\sin\theta_A=\sin\theta_B<1\)

 

つまり

 

  \(\displaystyle\frac{n_A}{n_B}\sin\theta_A<1\)

 

よって

 

  \(\sin\theta_A<\displaystyle\frac{n_B}{n_A}\)

 

ということになります。

 

 

(3)

\(\theta_C>90°\)のときに全反射します。

つまり\(\sin\theta_C>\sin 90°\)のときに全反射しますので、

 

  \(\displaystyle\frac{\sin\theta_B}{\sin 90°}>\frac{\sin\theta_B}{\sin\theta_C}\)

 

のときに全反射します。ここで、境界面BCでの屈折の法則から

 

  \(\displaystyle\frac{\sin\theta_B}{\sin\theta_C}=\frac{n_C}{n_B}\)

 

なので、いま大小関係は

 

  \(\sin\theta_B>\displaystyle\frac{n_C}{n_B}\)

 

となっています。この左辺に着目します。(1)から

 

 \(\sin\theta_B=\displaystyle\frac{n_A}{n_B}\sin\theta_A\)

 

ですので、これを左辺に代入すると

 

 \(\displaystyle\frac{n_A}{n_B}\sin\theta_A>\frac{n_C}{n_B}\)

 

よって

 

  \(\sin\theta_A>\displaystyle\frac{n_C}{n_A}\)