· 

新リ物 基173

(1)

 距離\(d\)の中に長さ\(\lambda\)が何個ありますか、という問題で、どちらも単位は\([m]\)ですので、単純にわり算しましょう。よって、

 \(\displaystyle\frac{d}{\lambda}\)

 

 

(2)

 屈折率\(n\)のガラス中では、光路長は\(\displaystyle\frac{1}{n}\)倍になりますので、ガラス中での波長を\(\lambda'\)とすると、

 \(\lambda'=\displaystyle\frac{\lambda}{n}\)

となります。

これを使って(1)と同じようにわり算を行うと、

 

 \(\displaystyle\frac{d}{\lambda’}\)

 

となりますので、\(\lambda'\)を代入して、

 

 \(\displaystyle\frac{nd}{\lambda}\)

 

とすればいいですね。

 

 

(3)

 ガラス中では、光波が進む速さが遅くなっていますので、真空中であればもっと長く進めたはずです。

では、真空に換算して、どのくらい進めたでしょうか、ということを聞かれています。

それは(1)と(2)の解答の分子を比較してやると明確で、\(nd\)となります。