うなりの回数は、振動数の差で求めます。 おんさ\(A\)とおんさ\(X\)を同時に鳴らすと、5秒間に10回のうなりが発生しています。 つまり、1秒間に2回のうなりが発生していますので、おんさ\(A\)とおんさ\(X\)は\(2Hz\)差です。 おんさ\(A\)は\(260Hz\)ですので、おんさ\(X\)は\(258Hz\)か、\(262Hz\)であるとわかります。...
(1) グラフの③には、①と②の波を合成したあとの、うなりのようすが分かりやすく見て取れます。 うなりの数は合成波の振幅の大きな動きの部分に注目して、その振幅が大きくなるごとに1回のうなりが発生しているとカウントします。 このグラフの③を見ると、\(T[s]\)間に1回のうなりが聞こえることがわかります。 なので、1秒間のうなりの回数を\(N[回]\)とすると、...
(1) \(V=f\lambda\) より \(340=170\lambda\) \(\lambda=2.0[m]\) (2) 音源\(S_1\)、\(S_2\)から出る音は「等しい音」が出ていますので、それらの音源から等距離にある点\(A\)では、音が重なり合って強め合います。 (3) \(S_1B=4.0[m]\)、\(S_1S_2=3.0[m]\)なので、三平方の定理から、\(S_2B=5.0[m]\)と求まります。 \(S_2B-S_1B=1.0[m]\)ですので、経路差が\(1.0[m]\)です。...
(1) 空気中から水中に光が入り込むと屈折します。これは、水中での光の速さが遅くなるためです。 音の場合、空気中より水中の方が速く進みます。 これによって、光の屈折の曲がり方と逆に、水中の方が角度が大きくなります。...
(1) 音速が\(330m/s\)で、氷山まで往復\(4.0s\)間で反射してくるそうなので、片道分の\(2.0s\)を使って、 距離\(=3.3×10^2×2.0\) 距離\(=6.6×10^2m\)
(1) 「距離÷速さ」でいいですね。 \(t=238÷340=0.70s\) (2) 音源が動いていたとしても、音は一度空気中に出されてしまえば、停止した音源から出された音速と同じです。 なので、(1)と同じ\(0.70s\) (3) 音は空気の振動の伝わる速さですので、空気そのものが風で流れていくと、音も自動的に空気の速さで一緒に流れていきます。...
音速を理論式で表すのは難しいですが、近似式であれば比較的平易に扱うことができます。 ここでは音速を、 \(V=331.5+0.6t\) と近似できるとしています。 これは大体人間が生活するような気温で成立する式で、サウナのような高温や、極地みたいな低温では誤差が大きくなってしまいます。 \(V=331.5+0.6t\) より \(V=331.5+0.6×25\) \(V=331.5+15\) \(V=346.5\)...
(1) 波の速さは2.0m/sなので、1.0s後には波は2.0mだけ右に進みます。 進行している波は連続波なので、問題の図に記載されている部分の波だけでなく、左側に永遠に続いている波も考えて作図してください。 図の左端めいっぱいまで波を描きます。 これによって、 点Pの入射波の変位(縦軸座標)は、0.20m
(1)\(V\)を求める 船が静止していれば、波が速さ\(v\)で船の長さ\(L\)だけ進むのに要する時間は、距離÷速さより、\(\frac{L}{v}\)で表せます。 ところがこの問題では、船は図の右に速さ\(V\)、波は図の左に速さ\(v\)で動いているので、船に乗っている人から見れば、波が\(V+v\)の速さで通り過ぎているように見えます。 厳密に言えば相対速度の計算を行っています。...
まず勘違いしやすいのは、「節=交点」を見ればいいからA,C,Eです、と即答してしまう例です。 これはやりがちな間違いです。 ここで問題文に与えられているものは入射波のみで、今答えてほしいのは定在波(定常波)の節の位置ですので、定在波の節の位置を入射波の図だけで即答するのは怖いわけです(慣れればそれもできますが)。 そこで問題文に注目してみます。...