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立命館大学の物理 2019

※記事の内容を鵜呑みにせず、常に最新の情報を入手し、複数の情報源から判断してください。

この記事も不定期で更新していきます。

 

 

■日程

立命館大学の一般入試では同じ学部を最大4回受けることができます。

 ① 全学部日程1日目

 ② 全学部日程2日目

 ③ 学部個別日程

 ④ 後期日程

 

 

■出題スタイル

① 全学部日程

 80分で大問3題。100点満点。物理は2限目。

 

② 学部個別日程

 試験時間、解答する科目、解答する問題が学部によって異なります。物理は3限目。

 大問3題。100点満点、150点満点、200点満点の学部があります。

 ここではそのくらいの説明で留めておきます。入試要項を確認した方が早いし正確でしょう。

 他の日程の試験が力学スタートになるのに対して、なぜか学部個別入試だけ電磁気学からスタートします。大問1が電磁気、大問2が熱・波・原子、大問3が力学、という構成になっています。解きやすい順番を自分で見つけて解くのがいいでしょう。

 

③ 後期日程

 80分で大問3題。物理は1限目。

 

 

■全般対策

 日程によらず同じ出題スタイルなので、過去問は日程にこだわらずに使いまわすことができます。また、数値計算は少なく、ほとんどが文字式のままの計算スタイルです。解答の文字式につく単位や、次元解析、0値代入や同値代入などの文字式特有のテクニックを使って検算を自然にできるようにしておくのがいいかもしれませんね。

 国公立の併願として考えているような成績層の高い人は、融合問題がない分、ちょうどいい感じの練習問題として活用することもよくあるそうです。塾や予備校によっては、立命館くらいの物理なら素直な問題だから難易度的にはそんなに高くない、と紹介するところもあるようです。

 

 立命館が私大専願の受験生からすると、それは目が点になるような紹介だと思います。相当にレベルは高いものとして、心して取り掛かるべきでしょう。まずは力学と電磁気を中心に対策をはじめます。得点率に応じて立ち返る場所が変わってきます。教科書や定期考査のレベルの復習まで戻るのか、副教材の発展や応用の問題まで戻るのか、過去問の見直しを丁寧にすることで対応できるのか、担当の先生と相談しながら丁寧に対策をしましょう。対策にはかなりの時間がかかることを前もって想定しておきましょう。

 

 1つの過去問を解いて採点するのに2時間かかるとします。その後、見直しや解き直し、復習まで含めると、物理だけに勉強時間を費やしたとしても1日はかかります。他の科目との両立を考えると、1つの過去問をきちんと解くのに3日は見積もっておくと余力が残るでしょう。

 

 この計算で行くと、1年分の過去問で4セット。3年分の過去問12セットを解くとすると、3日×12セット=48日ほどを見積もることになります。2月頭が試験日ですので、1月にセンター試験の勉強をすることを考えると、11月、12月あたりには過去問を使った受験対策に移りたいところです。ですが、そんな時期に過去問を解く知識はありませんので、結局センター試験明けから詰め詰めで学習することになります。

 前もって時間を見積もっておいて、12月、1月以降のプランを想定したときの夏や秋の学習方法を決めておきましょう。

 

 

■日程別対策

 のちほど編集